ヤマト運輸巨額の残業代未払いに対しての意見

宅配便最大手ヤマトホールディングス(HD)が、約7万6千人の社員を対象に未払いの残業代の有無を調べ、支給すべき未払い分をすべて支払う方針を固めた。

http://www.asahi.com/articles/ASK335QWFK33ULFA02X.html

ヤマト運輸が過去2年にさかのぼりサービス残業などの未払いの残業代を支払うことを発表しました。企業全体としては未払の残業代が数百億円に上ると言われています。

先日もヤマト運輸がネット通販などの物流量が急激に伸びたことによって配達が追いつかず会社が疲弊しているという記事が新聞にも掲載されました。そのため労働組合は今年の春闘で荷物の取り扱い量を減らす方針を打ち出しました。経済が停滞しているなか右肩上がりで物流量が増えている業種は珍しいと思います。

見方を変えれば大きなビジネスチャンスだと思います。やり方ひとつでピンチをチャンスに変えれるわけです。この局面を乗り越えられるだけの力量があるトップがいないという事です。いないのなら他の会社から引き抜けばいいと思うのです。ただこの問題は物流量という数の問題だけでは済まされない問題です。

宅急便ドライバーは信用第一

荷物が増えすぎて配達が追いつかない、追い打ちをかけるように人手不足という負のスパイラルに入っているようです。しかし宅急便のドライバーや委託の数を増やせばそれで解決する問題ではありません。宅急便のドライバーは信用第一です。お客様の住所、名前、電話番号、家族構成や留守にしている時間などあらゆる個人情報を知ることになります。

一人暮らしの女性が夜遅く宅急便の受け取りでドアを開けるのはとても勇気がいります。いつも配達してくれる顔見知りのドライバーさんならともかくアルバイトや委託の知らない人だとドアを開けるのが不安になります。荷物を受け取る側としては人手を増やして配達するドライバーさんが日替わりのようになるのはやめていただきたいのです。

残業代だけではなく労災も未払い

ヤマト運輸は未払いの残業代を支払えばそれで解決と思っているかもしれませんが、未払いなのは残業代だけではありません。いくつも裁判になっている過労が原因で自殺した社員への労災もきちん支払うべきだと思います。

電通同様にきちんと警察が介入し捜査をして仕事が原因で自殺した社員には病死ではなく過労死を認めて労災を支払うべきだと思います。残業代、労災などをきちんとクリアーしたうえで物流量をどうするかを一から考えて欲しいと思います。